出版社設立の想い

僕は人と人、人と自然の温かい関係性ある未来をつくりたい。笑顔で挨拶をして、困ったら助け合い、お祭りなど地域の文化が継承される。資源は枯渇せず、大自然の中で思いっきり遊ぶことができ、美味しい自然の恵みもいただける。そんな未来を。

そう思い、人口2300人の島・島根県の海士町に移住して、新たな社会モデルをつくり世界に広げようと2008年に起業しました。島には少子化、高齢化、財政難などの課題が押し寄せていますが、色濃く残る温かい関係性を活かし島内外の仲間と挑戦し続ける日々から、明るい未来の兆しが見えます。

社会から課題がなくなることはない。不確実性が増した世界では未だ経験したことのない課題も生まれる。そんな時代に変化を恐れず、人々が幸せに暮らせる新たな社会をつくっていきたい。温かい関係性があれば、どんな困難がこようとも、人々は助け合い、自然と共存しながら解決につながる道を探し出していけると僕は信じています。これから築くべき持続可能な社会とは、人と人、人と自然の温かい関係性が広く、そして深く根づく社会ではないでしょうか。

辺境の島から、新しい出版社を立ち上げます。「海士の風」は、温かい関係性が高まる叡智を世界中から見出し、書籍として地域や社会課題の現場で奮闘する人たちに届けます。そして実践する人を増やすことで、持続可能な新たな社会をつくっていきたい。海士から世界へ、世界から海士へ、吹きわたる風でありたい。

僕たちの挑戦が、未来世代の幸せな日々に役立てられることを信じて。

2019.12.1
海士の風 発行人
阿部 裕志


刊行予定

後日詳細を発表いたします。