書籍情報
BOOK INFORMATION
進化思考 [増補改訂版]
生き残るコンセプトをつくる
「変異と選択」
イノベーションを体系化した本として「第30回山本七平賞」「Penクリエイター・アワード2022特別賞」などを受賞し、3万部発行となった『進化思考』が、著者のさらなる探究と監修者協力のもと、全面改訂・大幅増補!
A5変形判 上製、本体価格:3000円+税
ISBN:978-4-909934-03-1
進化思考──それは、生物進化のように変異と選択を繰り返し、本来だれの中にでもある創造性を発揮する思考法。
どうすれば人は創造的になれるのか。どうすれば未来の役に立つ創造ができるのか。
このような問いを探求するなかで、「創造性とは、変異と選択の往復による進化的現象である」という考えに辿り着いた。生物の進化から創造力の構造を学ぶことができるのだ。
変異(HOW):どのように、変われるのか
選択(WHY):なぜ、そうあるべきなのか
偶発的アイデアを大量に生み出す「変異≒バカ的思考」と、観察から必然的な選択を導く「選択≒秀才的思考」を繰り返すことで、時代を生き残る「コンセプト」は自然に発生する。その結果、本質的な願いを具現化するイノベーションを起こせるようになる。
この本は、「あなたが進化思考を実践しながら身につけられる」ことを目指している。そのため52個の進化ワークが登場する。「変異」の章では、たくさんのアイデアを出し、「選択」の章では、たくさんの情報や繋がりを観察できるようになり、「創造」の章では、それらが美しく結合した時代を生き残るコンセプトに出会うことができるだろう。
イノベーションを体系化した本として大きな反響をいただき、「第30回山本七平賞」「Penクリエイター・アワード2022特別賞」等数々を受賞、3刷3万部突破した本書第一版(2021年発行)が、著者の探究と監修者協力で全面改訂+大幅増補!
<変更内容>
・全面改訂してさらに読みやすく
・進化学者の河田雅圭氏(東北大学総長特命教授)による生物学監修
・著者のさらなる探求により、マイクロコズム(模擬生態系) 、地理学、フリースケール、適応度、システムダイナミクス、CQといった内容を加筆(50頁増)
・変異的発想のパターンリスト、気候変動プロジェクトなどの実践事例、「自己時空間マップ」などの新たな進化ワークも追加し、さらに実用性もアップ
レビュー
REVIEWS
第一版の本書へのレビューを掲載しています。
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進化パターンの百科事典。
結合の要素が分かれば、誰もが創造できる。
この本は、流し読みにはもったいない。
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ここまでイノベーションを
体系化した本はなかった。
こりゃ執筆に3年かかるな、脱帽。
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希望となるメッセージが、
種火のように読者の心に宿る。
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人間中心ではない「進化思考」を
全ての人類に。
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進化思考はこれから人類の未来を
左右することになる予感がする。
動画
MOVIES
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進化思考とは
Evolutional Creativity Introduction
[増補改訂版] -
第30回山本七平賞・贈呈式
(太刀川英輔著『進化思考』)
[第一版]
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「進化思考」から現代の創造性を考える
遅いインターネット会議
[第一版] -
【対談】太刀川英輔さん、進化思考って何ですか?
山崎亮(株式会社studio-L代表)
[第一版]
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「進化思考」- 生物の進化から学ぶ、激動の時代を切り拓く創造的発想法
グロービス経営大学院15周年記念セミナー
[第一版] -
『ないものはない』島から世界の創造性を高めるには
カンバセーションズ公開インタビュー
[第一版]
新着情報
INFORMAITON
●ニュース
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2024/10/4(金) @J-WAVE
「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」に出演
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2024/7/6(土) @NHK
「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ 」に出演
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2024/4/12(金) @東京新聞
創造性とは未来に役立つアイデアの投入
●イベント情報
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2024/11/4(月)18:15-19:00 @東京カルチャーカルチャー
SOCIAL INNOVATION WEEK 2024、KEY NOTE SESSION「デザインとエンターテイメントで社会をリードする」
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2024/10/24(木)17:00-18:00 @六本木AXIS+オンライン
空間デザインのイノベーション
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2024/10/20(日)14:00-16:40 @インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)
「ROOTS OF FUTURE Q ×セッション」DOOジャパン デザイン ミュージアム設立研究委員会(JDM)トークセッション
一部公開
READING
増補改訂版に寄せて
どうすれば人は創造的になれるのか。
どうすれば未来の役に立つ創造ができるのか。
私はそう自らに問いつづけ、デザイナーとしての人生を費やしてきたつもりだ。だからこそ、私は人にそなわる創造力の本質的な構造を理解したいと願い、そしてだれもが創造力を学べる方法を探究しつづけてきた。
その探究のなかで辿り着いたのが、生物の進化から創造力の構造を学ぶ〈進化思考〉だ。生命の進化は、創造に悩みもがき続ける自分に「完璧なデザインは存在しない」けれども「デザインが磨かれる確たるプロセスは存在する」と教えてくれているように見えたのだ。
数年の執筆期間を経て二〇二一年に出版された『進化思考』は、大きな反響をいただき、その賛否両論がきっかけとなって、今回の増補と改訂を促してくれた。
『進化思考[増補改訂版]』は、東北大学の進化学者である河田雅圭先生に監修いただいた。河田先生との改訂の作業は、これまで独学で進化学の方法論を学んできた私にとっては、かけがえのない探究の旅となった。
本書の第一版と「増補改訂版」は、あまり変わっていないように見えるかもしれないが、実は本文の半分近くを書き直した。さらに歴史上の先人たちの科学的探究を学ぶなかで気づいた新たな方法を積極的に取り入れた。その結果、50頁も増えてしまった。だからこそ、この重たい本にひるまずに手に取ってくれたあなたに感謝したい。
進化には、完璧も終わりもなく、創造にもまた完成はない。この「増補改訂版」もまた、進化の途上だ。チャールズ・ダーウィンの『種の起源』や、リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』が何度も版を重ねたように、この本も改定を重ねる日がくるかもしれない。完成などないと知りつつも、いつか校了するから本になるのだ。とはいえこの「増補改訂版」は、胸を張って皆さんを「創造力の本質に出会う進化の旅」にご招待できる本
になったと自負している。
創造力の構造を探究しはじめてから、二〇年近い月日が流れた。この本には、私が発見した創造のプロセスの全体像を、余すことなく記した。本書は進化と創造の類似を示す本であるだけでなく、自発的で創造的な学びと向き合うための本でもある。学びつづけることは何よりも楽しい。それが命をかけるに値するテーマであれば、なおさらだ。
どうかこの本での旅が、あなたの内にひそむ創造力を呼び覚ますきっかけになりますように。そして、あなた自身が未来を変えるための一助になりますように。
関東大震災から一〇〇年を経た横浜にて 二〇二三年九月一日 太刀川 英輔
他にも一部公開しております。あわせてご覧ください。
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生き残るコンセプトをつくる
「変異と選択」『進化思考 [増補改訂版]』
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